4人の王子たちによる建築狂騒!

国王は高いところがお好き!?思考型立体城壁建築ゲーム!!
急ピッチで復興していくお城が美しい、堂々のSDJ2000受賞作!!

story*一部脚色あり

栄華を極めたお城を、突然の竜巻が襲いました。城壁は跡形も無く崩れ去り、後に残ったのは瓦礫の山。途方に暮れる4人の王子達の前に、年老いた国王がある妙案を思いつきました。
「3年の間に、最も高く丈夫なお城を建築し、そこに住み込んだ者を予の後継者とする!」
こうして、4人の王子達によるお城建築競走が始まったのです…

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デザイナー : W. Kramer
M. Kiesling
出版社 : RAVENSBURGER
戦略系城壁建築ゲーム
『トーレス』は立体のお城を作り上げていくことが目的の建築ゲームです。ボードとカードのイラストが素晴らしく、色調も統一されておりスタイリッシュ。そんな美しいボードの中央で、プレイヤーは競いながらお城を作り上げていきます。ゲーム進行と共に大きくなるお城は本当に格好良く、美しいボードと相まって我々の目を楽しませてくれます。
『トーレス』は運の入り込む要素が少ない、どちらかと言えば思考型のゲームです。しかしルールが適切に絞り込まれており、覚えることが多い難解なゲームではありません。難しいゲームはちょっと苦手…という方にもすんなりと受け入れられることが多く、やはりこれも洗練されたルールと美しいボード、見応えのある立体造形の効果だと思います。
相手への直接攻撃や、心理を深読みするようなかけ引き的要素の無い、文字通り建設的なゲームです。プレイヤーがひたすら上を目指していけるように、ゲームデザインに細心の配慮が施されています。この絶妙なルール設計は、いかにもKramerとKieslingらしい個性に満ちています。
SDJ2000大賞受賞作。つまり『トーレス』は2000年に発売された、数多くのゲームの中で1番だという賞を授与されたということ。目の肥えたゲーム好きはもちろん、難しいゲームが苦手という方にもお勧めできます。カードやボードのデザイン、ルール共に洗練された美しいゲームです。
余談ですが、お城の建材として使用されるブロックが我々日本人の目から見ると、どうしても「三方」に見えて仕方がありません。国王がもう少し恰幅のいい人だったならば、鏡餅に見立てて正月に飾ることができたでしょう…